
副田 恵理子 准教授
Eriko Soeda
■所属学科:日本語教員養成課程
■メールアドレス: soeda@fujijoshi.ac.jp
専門分野
日本語教育、第二言語習得
自己紹介
『日本語教師』という仕事について初めて知ったのは、大学生のときでした。当時は専攻していた日本語学の知識が生かせるからという理由で『日本語教員養成 課程』を受講したものの、将来日本語教師になるということは考えていませんでした。しかし、課程の授業を通して、日本語を教えることの面白さ?難しさを知 り、日本語教師という仕事に少しずつ興味を持つようになりました。その後、苦手としていた英語を克服しようとオーストラリアに渡り、英語学校に通いまし た。今度は学習者の立場で語学学習の楽しさ?難しさを体験しました。
私自身、語学学習には苦手意識を持っており、英語を身につけるまでにはとても苦労しました。私と同じように語学学習を苦手と感じている学生達が、どのよ うにしたらより効果的に日本語を身につけていけるのか、それを追求していきたいと思い、日本語教育(第二言語習得)の研究をしています。
講義?演習
日本語文法a?b
いわゆる『学校文法』とは異なる、日本語を教える上で必要とされる日本語文法の基礎知識を学びます。普段無意識に使っている日本語のルールを意識化し、体 系的に捉えられるようになることを目指します。また、ただ規則を覚えるのではなく、様々な例文をもとに自ら規則を見つけ出す力を身につけていきます。
日本語コミュニケーション技法
「お知らせのメール」「レストランのメニュー」など身近な題材を例にとって、「読み手の視点から見て、親切でわかりやすい日本語」を書くためにはどうした らよいかを議論します。その議論を通して、伝えたいことを日本語で適切に表現するためにはどのようなスキルが必要となるかを考えます。
対照言語学
日本語と他の言語では「誘う」「依頼する」「断る」「謝る」等の言語行動にどのような違いがあるのか、どのような特徴があるのかを学びます。また、言語行 動について実際に調査を行い、データを収集?分析することにより、調査研究に必要となる知識?能力を身につけていきます。
第二言語習得概論
私たちはどのように第二言語(外国語)を習得しているのか、第二言語習得にはどのような要因が影響を与えているのかを学ぶことで、言語習得のメカニズムを 理解します。また、第二言語習得に関わる様々な要因について実際に調査を行い、データを収集?分析することにより、調査研究に必要となる知識?能力を身に つけていきます。
日本語教育概論Ⅰ?Ⅱ
日本語教育のベースとなる理論を学習します。まず、誰がどのような目的でどのような日本語を習得しようとしているのか、日本語教育の現状について学びます。また、私たち自身の外国語学習の経験をもとに、私たちはどのように言語を習得しているのか、どのような学習方法が効果的なのかを考えます。
日本語教授法Ⅰ?Ⅱ
日本語教師として一つのコースを任された時に、コースコーディネートから授業実践までが1人で行なえるよう、実践に役立つ具体的な知識?技能を身につけていきます。
日本語教育実習
今まで学習したことの集大成として日本語教育実習を行ない、実践力の習得を目指します。