
岡本 晃幸 准教授
Teruyuki Okamoto
■所属学科:英語文化学科
専門分野
19世紀アメリカ文学、Edgar Allan Poe
自己紹介
19世紀アメリカ文学、特にEdgar Allan Poeを中心に研究しています。Poeは独自の創作理論に基づいて人間の心に潜む闇を描いた作家ですが、同時に批評家であり雑誌の編集者でもあり、非常に多彩な側面を持つ人でもありました。そういった多面性を意識しつつ、激動の19世紀前半のアメリカの社会?文化的な側面からPoeの作品を読み直すことが目下の興味です。
講義?演習
文学?文化基礎演習
基礎演習ではアメリカの短編小説や映画を通して、単に「感想」を述べるだけでなく、文学や文化を「研究」するための様々な方法を学んでいます。
文学演習
演習ではアメリカ文学の中長編を扱います。今年度はアフリカ系アメリカ人作家として初めてノーベル文学賞を受賞したトニ?モリスンの『ホーム』(2012)を読んでいます。
卒業研究演習
テーマの設定や資料の探し方から論の構成まで、段階を通して卒業論文を作成していきます。
英語圏文学概論b
後期の英語圏文学bを担当し、カナダを含めた北米の英語文学について講義します。
米文学史
1492年のコロンブスの新大陸到達から21世紀までのアメリカ文学の歴史を講義します。単に作者と作品の名前を紹介するだけでなく、できる限り原文を読み、アメリカ文学の特徴を伝えるようにしています。
主な業績
共著
花岡秀 編著. 『アメリカン?ロード――光と影のネットワーク』 東京: 英宝社. 2013.
論文
“A Writer Who Turned Down France: ‘The System of Doctor Tarr and Professor Fether’ and Transatlantic Discourse on the French Revolution” 『英米文学』第59号第1巻,153-75頁、関西学院大学英米文学会. 2015
学会発表
「断頭台の亡霊――“The Murders in the Rue Morgue”とフランス革命」2017年6月 日本アメリカ文学会北海道支部第183回研究談話会(北海学園大学)
「メスメリズム物語における「意志」」2017年9月 日本ポー学会第10回年次大会(日本大学)シンポジアム「ポーと(疑似)科学」