カリキュラムの概要
"知りたいに!"に応える豊かな科目群
カリキュラム体系にあるように文化総合学科では180科目にのぼる多彩な科目が開設されています。「文化人類学」「映像表現論」「法女性学」「神話論」など、高等学校時代とは違った学問にふれる機会がたくさん用意されています。文化総合学科の授業科目は学問領域に応じて「異文化コミュニケーション」「社会と制度」「歴史」「思想」の4つの系列に分類されています。各系列に置かれた科目は、先生が学生に学生に考える材料を提供する講義科目と、学生による発表や討論を中心とする演習科目(ゼミ)に分けられます。学生は、基礎から専門への段階に応じて、入門科目から特講科目へと、また基礎演習から演習?卒研演習へと進んでゆきます。
文化総合学科では、学生は自分の関心に応じて4系列から自由に科目を選択して履修することができます。一つの系列の科目を集中的に履修することも、自分の関心のなかで結び付く科目を4系列の中から広く履修することもできます。さらに、オープン?カリキュラム制やクラスター制を利用して英語文化学科や日本語?日本文学科の科目にまで履修の幅を広げて、自分のテーマを追求することができます。
文学部には共通の必修科目として「聖書学」と「キリスト教学」が、また選択必修の外国語科目として英語、中国語、コリア語、ドイツ語、フランス語があります。これらの科目をより発展的に学ぶための科目として、「宗教文化論」や「キリスト教文化論」など、また各外国語の特講科目が置かれていることも文化総合学科の特徴です。
4年間のゼミが培う探求心、構想力、創造性
大学には高校とは違う「演習(ゼミ)」という形態の授業があります。先生が教壇から講義をするのではなく、学生が主役になって発表や討論を行う少人数制の授業です。学生同士、学生と先生との学問的ふれあいの場でもあり、学生生活の中心を占めます。多くの大学では専門に進んでからゼミに所属しますが、文化総合学科では1年次から演習(ゼミ)がスタートします。
1年次の基礎演習では、前期と後期、専門の異なる先生の演習を履修し、幅広く学問に取り組む姿勢を身につけます。2?3年次の専門演習では、自分の関心を深め、研究を進めていきますが、テーマが複数の分野にまたがったり、あるいはじっくりと時間をかけて専門を絞り込んでいきたい場合には、複数の演習を並行して履修することもできます。「異文化コミュニケーション」と「国際関係論」、「法学」と「哲学」、「日本史」と「異文化コミュニケーション」、「西洋史」と「聖書学」など、いろいろな組み合わせが考えられるでしょう。4年次の卒研演習は自分で選んだ課題を卒業研究に仕上げるための演習で、その成果は卒業論文に実を結び、毎年刊行される『卒業論文?要旨集』に掲載されます。
カリキュラム体系
