
青木 直子 教授
Naoko Aoki
■所属学科:保育学科
■メールアドレス: n-aoki@fujijoshi.ac.jp
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■研究室: 375
■オフィスアワー:ポータルサイトを参照してください
専門分野
発達心理学?教育心理学
研究テーマ
「ほめ」と動機づけ?感情?友人関係との関連
自己紹介
子どもの視点からみた「ほめ」について,調査を行っています。「ほめ」に関する研究には,効果的なほめ方といった,ほめ手の視点から行われたものが多いのですが,私は,子どもにとってほめられるとはどのような経験なのかということに関心があります。また,最近は,子どもと大人の間でやりとりされる「ほめ」だけでなく,子ども間でやりとりされる「ほめ」についても,調査を進めています。
講義?演習
発達心理学
人間の発達は,身長や体重といった身体的な側面はもちろん,自分自身のとらえ方?遊び方?対人関係の築き方?考え方など,さまざまな側面で起きています。発達心理学では,このような子どもの発達の様子について,子どもの行動例や実験結果などから学びます。
教育心理学
子どもたちは,毎日,縄跳びをする?はさみを使う?ルールを知るなど,さまざまなことがらを学んでいます。教育心理学は,子どもが学習をする際に起きていることがらや,このような学習を支える記憶?動機づけ?教師や保育者の働きかけなどについて学ぶ授業です。
児童期以降の発達と心理
この科目では,児童期以降の発達について,進学?就職?結婚?出産?定年退職などのライフイベントと関連づけながら学びます。子どもの周りにいる親?祖父母?先生?自分自身などの“子どもではない人”に対する理解を深めることがねらいです。
学校教育心理学
学習は,個人内で完結するのではなく,教師や友達などの他者との関わりの中で行われています。そのため,同じ人物でも,先生やクラスの雰囲気によって学習に対するやる気などが変わることもあります。学校教育心理学では,こういった学習に与える他者の影響などを取り上げ,紹介しています。
主な業績
研究論文
青木直子(2018).児童と教師の「ほめ」に対する認識-生じる感情?動機づけ?教師がほめる理由の比較- 藤女子大学人間生活学部紀要,55,71-84.
Aoki, N. (2020). Intentions for praising: Differences between pre-primary educational facility and elementary school teachers. International Journal of School & Educational Psychology, DOI: 10.1080/21683603.2020.1816236
青木直子(2021).日本における友人間の「ほめ」に関する研究の概観 藤女子大学人間生活学部紀要,58,49-57.
学会発表
青木直子(2017).児童と教師の認識する教師がほめる理由 日本教育心理学会第59回総会,p367.(PD17)10月8日,名古屋国際会議場
青木直子(2018).ほめられた際の児童の感情状態のとらえ方-児童と教師のとらえ方の比較- 日本発達心理学会第29回大会,p271.(P3-13)3月23日,東北大学
青木直子(2018).児童をほめる理由に基づく小学校教師の類型化 日本教育心理学会第60回総会,p450.(PE31)9月16日,慶應義塾大学
青木直子(2019).子どもをほめる理由に基づく保育者の類型化 日本発達心理学会第30回大会,p557.(PS8-34),3月19日,早稲田大学
青木直子(2020).保育者?小学校教諭の子どもをほめる理由 日本教育心理学会第62回総会,p303.(P262)9月19~21日,オンライン開催
青木直子(2021).幼児の友人間の「ほめ」-年齢?場面別にみる「ほめ」の頻度- 日本教育心理学会第63回総会,p128.(PA004)8月21~30日,オンライン開催
青木直子(2022).幼児の友人間の「ほめ」(2)-「ほめ」の場面と「ほめ」の対象となることがら- 日本発達心理学会第33回大会,p163.(5PM-G-PS03)3月5日,オンライン開催